待ち合わせの星に来ない

感性のリハビリ

映画

スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』

見てきた。IMAXで。ただただ身を委ねるしかない3時間を過ごすにIMAX環境は至高だった。 例のトラップシーンは最大限の音響と映像効果で、本当に自分が流れに呑まれているみたい。私は初見だったので、何が何やら分からぬまま濁流に身を任せていたのだけど、…

マースティン・スコセッシ『沈黙ーサイレンスー』

遠藤周作の小説の中でも特に『沈黙』が好きなので、発表から50年を経てしかもハリウッドで映画化すると聞いたときは驚いたし、別に見なくていいかと思った。小説そのものがもう完成されていて、実写化によって新たな何かが生まれるとは思えなかったから。結…

山中瑶子『あみこ』

『緑色音楽』を見て大下ヒロトを好きになったという話を書いて早々、彼が出ている映画があると知ったので早速行ってきた。夜のミニシアターに訪れる人間は思春期に燻った自意識が今も焦げついているはずなので、あみこのパンチがささる。主観。 「こじらせ」…

中村佳代『緑色音楽』

タイトルの緑色はグリーンリボンという臓器移植の普及のシンボルからきており、この映画はそのキャンペーンの一環で作られたもの。だからたくさんの人が見られるようにしばらくYouTubeで見られるようになっていて、結局公開が終わる間際になってやっと見た。…